2008年09月20日

福祉の町・鷹巣の今


今日は、財)たかのす福祉公社 松橋雅子氏の講話から。


秋田県北秋田市、旧鷹巣町は福祉の町として有名で、

福祉住環境コーディネーター試験の題材にも取り上げられています。

日本で初めて「個室&ユニット型」の老健施設を建てた町です。


鷹巣町も、下記のような、

ごくありふれた介護に関する問題を抱えていましたが、

ワーキンググループを結成し、町長は意見を取り入れ、

という形で福祉が充実していきます。

・老々介護で共倒れとなる
・相談できない、相談場所を知らない
・本家に相談すると、人に話さないように言われる
・自分だけで抱え込み、孤立。心中も。


岩手は手を引っ張る。秋田は足を引っ張る」

と言われる県民性で、出だしは苦労しますが、

住民が自らの問題として捉え、解決していくことが必要ということが、

少しずつ浸透していったのでした。



福祉はだいぶ充実してきたので、次は若者のために…

との想いか、新しい町長が選挙で選ばれます。


「身の丈の福祉」を提唱する新町長は、

財政改革の名の下、充実していた福祉の予算を次々削減。

グループホームが姿を消していき、シンボル的な存在であった

「ケアタウンたかのす」も予算削減で退職者が多数。

全国に先駆けて制定された、虐待防止のための「安心条例」も、

介護者の負担軽減の名の下に廃止。



かつて福祉の町であった鷹巣は、名とともに実も失ったようです。
posted by マツケン at 21:02 | Comment(1) | TrackBack(0) | 福祉住環境
この記事へのコメント
綺麗なブログだね♪
応援ポチッ!
Posted by みーこ at 2008年09月21日 11:50
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/106875143

この記事へのトラックバック